公共建築ライブラリー LIVERARY
2021.03.29

富士山静岡空港旅客ターミナルビル

日本の玄関口として、おもてなしが充実し、便利で利用しやすい空港、地域の交流や賑わいの拠点としての空港の実現を目指し、既存のビルの東西に建物を増築することで、国内線の集約や国際線の機能強化を行いました。新たに設けた屋根については、既存施設とのバランスや統一感を図り、西側地区を含めた全体の景観の調和を図るため、庇のある平屋根(大屋根)としました。構造材としての県産材が等間隔に並ぶ木梁と深い庇は、柔らかい和の雰囲気を醸しだし、高い天井の天窓からの自然光がくつろぎの空間を演出しています。